京都には、他府県に比べて一文字瓦がたくさん葺かれているのをご存知ですか?
瓦の下端が切り落とされた様に真っ直ぐ揃い、スッキリとした印象を受けるのが特徴です。
真っ直ぐ隙間なく揃えるためには、瓦一つ一つを削ったり摺り合わせたりする合端作業がかかせません。これは大変手間と技術のいる職人泣かせの作業です。近年では材料の質が上がったため合端作業も楽になったと言いますが、仕上がりは職人の技術による所が大きいです。
京都の町並みに統一感があり、美しくみえるのは隠れた職人の技術と一文字瓦のおかげかもしれませんね。軒先を端正にスッキリとさせたい方はぜひお試し下さい。
当職人による合端作業のご紹介
完成品はこちらです。瓦はピンと張られた赤い紐に沿って美しい直線を描いています。
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